気管支学
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症例
EBUS-TBNAで診断に至った亜区域気管支に隣接した末梢型肺腫瘍の1例
奥野 雄大出村 芳樹田畑 未央山口 牧子多田 利彦菅野 貴世史塩崎 晃平赤井 雅也
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2017 年 39 巻 2 号 p. 159-164

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抄録

背景.超音波気管支鏡下針生検(endobronchial ultrasonography guided transbronchial needle aspiration:EBUS-TBNA)は,リンパ節病変の存在を確認しながらリアルタイムに針生検を施行するため,合併症が少なく,肺癌のN因子診断において有用性が高いとされている.一方で近年,EBUS-TBNAは肺野末梢病変に対する有用性も報告されており,経気管のみならず,経気管支的アプローチも試みられている.今回,我々は気管支鏡の可視範囲では確認することのできない,亜区域支に隣接する病変へのEBUS-TBNAによるアプローチが可能であった1例を経験した.症例.60歳女性,胸部異常陰影精査目的にて当科紹介となった.胸部CT上,右肺S4にB4bの下方に接する結節を認め,診断目的に気管支鏡検査が行われた.病変は気管支鏡では観察できなかったが,radial EBUS(R-EBUS)によりB4b下方に低エコーに描出される病変を確認することができた.この透視像をリファレンスイメージとしconvex probe EBUS(CP-EBUS)をこの像に重なるように盲目的に気管支に楔入し,病変の描出を可能とした.同部位よりEBUS-TBNAによる生検を行い,大腸癌肺転移の診断に至った.結語.R-EBUSリファレンス法により,CP-EBUSを目的部位に到達させ,従来の気管支鏡検査法ではアプローチが困難な亜区域支病変の診断を可能とした.

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© 2017 特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
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