日本緑化工学会誌
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技術報告
多摩川において新たに発見されたカワラノギクの局地個体群に対する対応について
倉本 宣古賀 陽子
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2004 年 30 巻 1 号 p. 340-343

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抄録

減少し続けていた多摩川のカワラノギクに新しい局地個体群が発見されたので,保全の観点からどのように対応すべきか検討した。局地個体群の発達と衰退の過程および生育地という生態学的評価からは重要な局地個体群であると考えられた。しかしながら,発見された個体群が自生か植栽起源によるものかの判断はむずかしく,保全の対象とすべきか否かは更なる検討が必要である。

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© 2004 日本緑化工学会
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