日本緑化工学会誌
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技術報告
盛土のり面で森林表土利用緑化を行う際の撒き出し厚さ,施肥量,マルチングに関する検討
細木 大輔米村 惣太郎亀山 章
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2006 年 31 巻 3 号 p. 385-390

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抄録
森林表土利用緑化工法の中で最も単純な工法である表土の撒き出しに着目し,施工する際の撒き出し厚さ,施肥量,マルチングの効用について実験を行って検討した。発芽個体数や生存個体数,被覆率や出現種数などを測定して比較した結果,撒き出し厚さは4 cm以上で,N:P:K = 10:18:15 相当の緩効性肥料を200 g 施肥し,ワラムシロのマルチングを施すことが施工方法として有効であると考えられた。また,埋土種子密度が十分に多い表土を使用する際には,生育基盤材を混入して厚く撒き出すことが,使用する表土量を節約しつつ埋土種子の発芽後の生育を促す上で有効であると考えられた。肥料に関しては,数年以上に渡って肥効が持続する緩効性のものを,比較的速効なものと併用するのが良いと考えられた。
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© 2006 日本緑化工学会
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