日本緑化工学会誌
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論文
西表島の亜熱帯常緑広葉樹林における皆伐火入れ18 年後の林分構造と種多様性
呉 立潮新里 孝和新本 光孝
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2006 年 32 巻 2 号 p. 337-345

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抄録
亜熱帯常緑広葉樹林の天然林伐採跡地における二次遷移の研究の一環をなすものである。本論文では熱帯,亜熱帯地域の焼畑を想定し,沖縄西表島で天然林を伐採,伐木を燃焼した跡地18 年後の林分構造と出現樹種の種の多様性について分析した。試験地の面積は0.87 ha で伐採前に燃焼区と対照区に区分し,10m×10m (100 m2)の方形プロットを4 個設定した。再生林について樹高1m 以上の立木を毎木調査した。基底面積と立木密度は,生活形別では差がみられたが,処理区間では明確な差がみられなかった。種の豊かさ度と多様度は,処理区間では明確な差がみられなかったが,日本の暖温帯林より高く,中国の熱帯林より低い傾向を示した。出現樹種は30 科,50 属,72 種で,ブナ科,アカネ科,トウダイグサ科が多く,イタジイ,ボチョウジ,エゴノキの優占度が高かった。根株の萌芽再生が旺盛で,萌芽力の強いイタジイの基底面積は54.9% を占めた。再生林分は萌芽再生を主体にして層化がすすみ,皆伐前の天然林構造に類似,遷移していくものと推察された。
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© 2006 日本緑化工学会
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