抄録
国土交通省の途上国建設技術開発促進事業として,2003~2005年度にかけてラオス人民民主共和国で行なった道路法面緑化技術開発(道路分野)において,現地調達材料と現地採取木本種子のみを用いた播種工を提案・開発した結果,「種子混合客土材」をベースに用いる「(グラスマット付)植生筋工+石礫被覆工」により,切土法面に効率よく木本植物群落を形成できることが確かめられた。本手法は,散水管理を行なわずに地山に根系が深く伸長する木本植物群落を容易かつ経済的に形成できることから,ラオスをはじめとする熱帯モンスーン気候帯に位置する途上国等における法面保護工として有望と考えられる。