抄録
量的に限られた都市住宅地域の緑地の保全・創生に関して,近年市民参加が盛んになってきているが,その実態は個々様々で継続性や組織においてシステマッティックになってはいない。そこで,全国でも先駆けである35年前から市民参加による緑地保全・創生を実践し,数多くの成功例を持つ武蔵野市を事例にとりあげて,その実態を調査した。そこから,効果的かつ継続性のある市民参加による緑地保全・創生の仕組みの解明をおこなった。調査分析の結果,市民主導型による緑化市民委員会と,行政との協働でシステム作りから実行することにより,「緑地の恒久化」がすすめられ,その維持管理運営に関しても効果的で継続性のある市民参加が得られ,その結果アメニティ環境としての緑地の保全・創生の確保が可能になると示唆された。