日本緑化工学会誌
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技術報告
国営明石海峡公園における森林表土利用工による法面緑化の施工事例
久保 満佐子細木 大輔松江 正彦
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2009 年 35 巻 3 号 p. 473-478

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抄録
国営明石海峡公園神戸地区の切土法面で,アベマキ林の表土を植生基材に混合して吹付ける緑化を行い,施工後2 年間の法面植生と利用した表土の埋土種子数,法面への飛来種子数を調べた。本調査地の埋土種子は木本のカラスザンショウやヒサカキが多く,その他に1 年生草本のヒメムカシヨモギやベニバナボロギク,多年生草本のセイタカアワダチソウなどがあった。法面への飛来種子はセイタカアワダチソウが最も多かった。法面では,施工当年から施工後2 年目まで植被率は90~100% と高く,当年はオオイヌタデ,施工後2 年目はセイタカアワダチソウが優占した。埋土種子として存在するシラカシやカラスザンショウ,アカメガシワが施工当年から法面で多く生育していたが,2 年目にカラスザンショウとアカメガシワの個体数は減少し,セイタカアワダチソウによる被陰が原因として考えられた。
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