日本緑化工学会誌
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技術報告
施肥量の違いが埋土種子の発芽および初期成長に及ぼす影響
久保 満佐子松江 正彦
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2011 年 37 巻 3 号 p. 429-432

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抄録
施肥量の違いが埋土種子由来の植生の発達に与える影響を調べた。施肥量は,2 種類の肥料 (N:P:K=10:18:15,N:P:K=15:15:15) を混合して,100 %区 (3kg/m3),50 %区 (1.5,25%区 (0.75 kg/m3) kg/m3),0 % 区(施肥なし)とし,表土の採取地はコナラ林とミズナラ林,アカマツ林,セイタカアワダチソウ草地とした。各施肥量と各表土を混合して12 月に撒き出しを行い,当年6 月までの植生の変化を調べた。その結果,採取地による違いはあるものの,いずれの施肥量でも同程度の出現種数が得られた。いずれの採取地でも0 % 区で全体の植被率が低かったが,25 %区と50 %区,100 % 区による植被率の違いはなかった。コナラ林では,施肥量が多くなるほど外来草本の被度が高くなった。森林の採取地では,在来草本の被度は25 %区および50 % 区で高い傾向があった。このため,本実験で同定された在来植物に関して初期の植被率を確保するためには,25 % 区の施肥量が適切であると考えられた。
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