日本緑化工学会誌
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技術報告
貯蔵条件の違いによるイロハモミジとクリーピングレッドフェスク種子の含水率と発芽率推移の比較
小野 幸菜 吉田 寛
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2022 年 48 巻 1 号 p. 172-175

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抄録

自然回復緑化で用いられるイロハモミジと,イネ科外来牧草類のクリーピングレッドフェスク(CRF)について,グロースチャンバーを用いた温度3条件(3,23,33 ℃)と湿度4条件(13,31,57,82%RH)の組合せに種子専用貯蔵施設(RSセンター:3 ℃,50%RH)を加え,種子を2年間貯蔵し,発芽率(早期発芽力検定法)と含水率の推移を調査した。その結果,試験開始時の発芽率が維持されたのは,RSセンターのほか,イロハモミジは3 ℃で含水率10.8%(57%RH)以下,23 ℃で含水率8.0%(31%RH)以下の場合,一方CRFは3 ℃のすべての試験区,23 ℃で含水率10.7%(57%RH)以下,33 ℃で含水率8.6%(31%RH)以下の場合で,イロハモミジはCRFより温度と湿度の影響を受けやすく劣化しやすいことが確かめられた。

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© 2022 日本緑化工学会
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