首都圏の定年退職者に社会活動のオンラインアンケート調査を行い,共同で農的活動をする「農的活動者」と農的活動以外の活動をする「非農的活動者」,社会活動をしない「非活動者」との違いに着目し,農的活動の効果を量的に分析した。結果,社会活動をする第一理由が地域貢献であること,非農的活動に比べ農的活動は,個人に対しては社会的健康,精神的健康を高め,地域に対してはコミュニティの形成,地域貢献活動の促進に寄与すること,地域貢献を自覚する場合,社会的健康,精神的健康だけでなく生きがいも農的活動の方が高くなることが明らかにされた。従って農的活動が,元気な高齢者が支える地域社会の実現につながる可能性が示唆された。