広域での緑化植物に対する乾燥要因の影響評価として,日別降水量を用いて,全国63地点の132年間の先行降雨指数(API)を求めた。夏季と設定した日平均気温15℃以上の日を対象に,APIが閾値(10 mm)以下の低い状態が連続する夏連続低API日数の年最大値を求め,順位曲線から5%の確率で発生する最大日数を算出した。また,132年を2期に区分して作成した順位曲線と平均値の差から長期的な乾燥傾向を評価した。その結果,5%の発生確率の上位の地点は瀬戸内地方と島嶼に多く,長期的に乾燥傾向が増加した上位の地点は北海道,四国,九州に多かった。これらの地点では今後の緑化時の乾燥対策が重要になると考えられた。