臨床的な園芸療法では対象者の状態に応じたプログラム設計が行われているが,健常な就業者を対象とした園芸活動ではプログラムの設計手法が見当たらない。本報告は就業者に10種類の園芸活動からなる園芸活動プログラムを提供し,各園芸活動の内容評価と効果感を計測した。その結果,気分転換に関する内容評価が高い園芸活動は気分改善やストレス低減効果が高いなど,園芸活動の内容評価と効果感の間に関係が見出された。また園芸活動を内容評価に基づき主成分分析で分類した結果「五感刺激型」と「知識・成果物型」に整理された。これらの知見から,就業者対象の園芸活動プログラムでも就業者の状態に応じたプログラム設計の可能性が示された。