日本緑化工学会誌
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関西国際空港旅客ターミナルビルの室内空間に植栽された11種の常緑樹木の蒸散, 光合成特性とその影響要因
中村 彰宏安倍 宗文奥村 信一中川 育男森本 幸裕
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1998 年 24 巻 2 号 p. 71-79

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抄録
関西国際空港旅客ターミナルビルの室内空間の緑化施工地で環境条件と植栽樹木の生理特性に関するモニタリングを行った。室内の樹冠上の気温, 地温の日変化は小さく, 気温の季節変化も夏季26℃, 冬季20℃ 程度と小さかった。樹冠上の日中の光量子量の最高値は夏季で屋外の8%, 冬季で3%と小さく, 日変化および季節変化が大きかった。測定した日本産の常緑樹木の光合成速度, 気孔コンダクタンスはともに光量に依存していた。植栽後1年では気孔コンダクタンスに変化は認められなかったが, ほとんどの樹種で光合成速度の増加, 暗呼吸速度の低下がみられた。また, 光補償点が10μmol/m2/s程度まで低下し, 低光量下での光順化がみられ, 耐陰性が増加した。
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