日本官能評価学会誌
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論文
外空間と内空間の場的要因と女性服装の適合度の関連
内田 直子小林 茂雄長倉 康彦
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1998 年 2 巻 2 号 p. 37-46

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1. はじめに

本研究は, 外空間と内空間のイメージ評価と服装のイメージ評価を用いて, 場と服装の関係を導き出そうとするものである。前報(内田等, 1998)では, 服装が外空間及び内空間のそれぞれに, 「あう・あわない」という評価に基づいて場の適合タイプを示し, 服装との総体的な適合関係の傾向を報告した。本稿では, 前報で分析し選定された14種の服装と, 外空間イメージの4因子, 内空間イメージの3因子をもとに, 場の個々のレベルから, 場に「あう・あわない」とは何の場的要因に起因しているのかについて検討する。

2. 研究の方法

本報の研究は, 前報の実験2の結果を用いており, 実験方法の詳細は前報で報告したとおりである。よって, ここでは概要のみとする。ただし, この実験2は, 前報の実験1をもとにして行っているため, 実験1を含めて以下に記す。

最初に, 実験1では, 場と服装の試料選定を行うため, 「空間」に関しては, 被験者男女大学生171名によって「外空間」と「内空間」各々写真40枚を, 「女性服装」に関しては, 被験者男女大学生118名によって「女性服装」写真40枚を, それぞれ形容語15対, 7段階評価尺度のSD法により評価させた。これらを各々全被験者の評定平均値を用いて主因子法による因子分析を行い, スクリュー法, バリマックス回転によって因子抽出をした。その結果, 「外空間」では第1因子「審美性」, 第2因子「親近感」, 第3因子「現代性」, 第4因子「複雑性」の4因子, 「内空間」では第1因子「調和性」, 第2因子「親近感」, 第3因子「整然性」の3因子, 「女性服装」では第1因子「フォーマル性」, 第2因子「装飾性」の2因子が基本的因子として抽出された。

次に, 実験2として, これらの因子をもとに, 外空間12枚, 内空間9枚, 女性服装14枚の写真試料を選定した。そして, 選定した女性服装の写真について, 外・内空間21枚を1枚ずつ照合させ, その適合度合いを「あっている」, 「ややあっている」, 「どちらでもない」, 「ややあっていない」, 「あっていない」の5段階で評定させた。被験者は, 男女大学生183名(男子71名, 女子112名)である。

3. 結果および考察

3. 1 場の因子得点と適合評価値の相関

空間と服装の関係において, 場の適合評価値は服装ごとに異なる。そこで外・内空間のそれぞれの因子ごとに, 服装との関連を検討することにした。なお, 男女別に検討を試みたが, 両者には差がみられなかったので, 両者一括にして行った。

(1)「外空間」の場合

外空間で得られた4因子に対する14種の服装, 合計56ケースについて, X軸に12の場を因子得点の高い順に並べ, Y軸にそれぞれ場の適合評価値をプロットした。その結果, 得られた56ケースの図は大別して, (a)因子得点と適合評価値が正の比例のようにプロットされる場合, (b)因子得点と適合評価値が負の比例のようにプロットされる場合, (c)因子得点と適合評価値が不規則にプロットされる場合, (d)因子得点に関わらず適合評価値は変わらない場合, に分けられたが, これらの代表例をFig. 1に示す。

56のプロット図の中には二次回帰の傾向のあるものはみられなかったので, これら56ケースについて場の因子得点とその適合評価値との相関係数を求め, それを相関の高いものからTable 1 -(a)に示した。なお, 無相関の検定で危険率5%で有意になるものは, 第1因子は1種類, 第2因子は6種類, 第3因子は11種類, 第4因子は無しであった。全てのP値(有意確率)を加味して考えると, 服装に対する外空間の場の要因には, 第3因子(「都会的な―非都会的な」「現代的な―伝統的な」)が最も大きく関連しており, 次に第2因子(「親しみのある―よそよそしい」「開放的な―閉鎖的な」, 「軽快な重厚な」など)が関わっていると考えられる。なお, 形容語対の前者が因子得点の(+)側に, 後者が(-)側に対応しており以下同様に表記する。

しかし, 第1因子(「雰囲気のない―雰囲気のある」「醜い―美しい」「特徴のない―特徴のある」など)の相関係数は最高値が0.586で, その多くの服装の相関係数は低い。また第4因子(「単調な―複雑な」)においても相関係数の最高値は0.530で, 低い相関関係を持つ服装が多い。すなわち第1因子, 第4因子とも相関の度合いが低いことから, 服装に対する場的要因としては稀薄と思われる。

(2)「内空間」の場合

外空間と同様な方法で, 内空間の3因子に対する14種の服装, 合計42ケースについて, X軸に9の場を因子得点の高い順に並べ, Y軸にそれぞれ場の適合評価値をプロットした。その結果, 得られた42ケースについて外空間と同様に前述の(a), (b), (c), (d)に大別された。

42のプロット図の中には, 外空間と同様に, 二次回帰の傾向のあるものはみられなかったので, これら42ケースについて場の因子得点とその適合評価値との相関係数を求め, それを相関の高いものからTable 1 -(b)に示した。なお, 無相関の検定で危険率5%で有意となったものは, 第1因子は3種類, 第2因子は7種類, 第3因子は1種類であった。外空間と同様, P値を加味して考えると, 内空間での場の要因は, 第2因子(「親しみやすい―よそよそしい」, 「開放的な―閉鎖的な」, 「日常的な―非日常的な」)との関連が大きくみられる。第1因子(「単純な変化のある」, 「殺風景な―潤いがある」)と第3因子(「ごみごみした―すっきりした」, 「窮屈な―ゆったりした」)では全体として有意な相関が乏しいが, 一部の服装には関連がみられるので, 内空間は外空間ほど特定な要因のみが大きく関連しているのではなく, それぞれの要因が絡み合って適合状態を決定していると考えられる。

Fig. 1

Samples of scatter plots between the factor score of the places and the mean values of the women's outfits for each place

Table 1

Results of the correlation and regression analysis between the factor score of the places and the mean values of the outfits for each place

3. 2 相関係数と回帰係数による服装の分類

次に, 服装との関連の高い外空間の第2因子, 第3因子について, 14種の服装の回帰係数と相関係数の関係図をFig. 2(a)(b)に示した。また内空間の第1因子, 第2因子, 第3因子についても同様の関係図をFig. 2(c)(d)(e)に示した。

ここで相関係数の値が±0.4を境界に「相関が大きい」「相関が小さい」とし(註1), 回帰係数の値が±0.5を境界に回帰係数が「大きい」「小さい」とした場合(註2), Fig. 2におけるプロットの状況は, Table 2に示すように三つの傾向に大別できると思われる。

[ 1 ] 相関が大きく, 回帰係数も大きい範囲にあるプロット。これは, ある場の因子と関係があり, 場が変化すればそれに伴い, 場の適合評価値も比例的に変化する服装。この内プロットが正の関係にあるものを 「(+)A」, 負の関係にあるものを「(-)A」とする。

[ 2 ] 相関が大きく, 回帰係数は小さい範囲にあるプロット。これは, ある場の因子の影響が関連しても, 場の変化に伴う場の適合評価値の変化は小さい服装。この場合も, 正の関係にあるものを「(+)B」, 負の関係にあるものを「(-)B」とする。

[ 3 ] 相関が小さく, 回帰係数も小さい範囲にあるプロット。これは, ある場の因子との関係は稀薄で, 場が変化しても場の適合評価値はそれと無関係な変化をする服装。上記と同様に, 正の関係にあるものを「(+)C」, 負の関係にあるものを「(-)C」とする。

Fig. 2

Scatter diagrams between the regression coefficient and the correlation coefficient for the factor score of the places and mean values of the outfits to places

Table 2

Characteristic of scatter diagrams classified on the basis of the correlation coefficient and the regression coefficient

3. 3 場的要因と個別服装の適合傾向

Table 3は, Fig. 2をもとに各々の服装が空間の各因子とどのように適合しているかを, 前節 3. 2で示した [ 1 ], [ 2 ], [ 3 ] の基準に従ってまとめたものである。

(1)「外空間」の場合

場的要因の内容の視点から, 服装との関連について前節3. 2で述べた「A」, すなわち相関係数が大きく回帰係数も大きい場合に注目して考察を進める。

第2因子では, 「『よそよそしい』場にあい『親しみのある』場にあわない」で明確に関係する服装は, 「フォーマル/地味A(No.7)」のみである。逆に「『よそよそしい』場にあわず『親しみのある』場にあう」という服装は, 「カジュアル(No.2)」, 「地味(No.4)」, 「カジュアル/地味A(No.9)」カジュアル/地味B(No.10)」があり, カジュアル, 地味で特徴付けられ, 前者のフォーマルの要素が関連する服装とは反対の特徴となっている。

第3因子では, 「『非都会的な』場にあい『都会的な』場にあわない」という服装は「地味(No.4)」カジュアル/地味A(No.9)」「カジュアル/地味B(No.10)」で, 地味, 又はカジュアルの要素が付加された服装である。「『非都会的な』場にあわず『都会的な』場にあう」のは, 「派手(No.3)」, 「フォーマル/地味A(No.7)」, 「フォーマル/地味B(No.8)」, 「特徴なしA(No.13)」の服装であり, 派手もしくはフォーマル/地味で成り立っている。また, 同じ「特徴なし」の(No.13)と(No.14)で共通な結果が見られなかったのは, (No.13)はパンツ型, (No.14)はスカート型であること, また前報の結果で外空間の適合範囲が(No.13)が広いことなどと関連があるのではないかと思われるが, この点に関してはさらに検討を進めたいと考える。

次に服装の視点から考察する。この場合も前述の場的要因の視点からの考察と同様に「A」があるものに注目して特徴を分析すると, 「カジュアル(No.2)」, 「地味(No.4)」, 「カジュアル/地味A(No.9)」, 「カジュアル/地味B(No.10)」などの服装群と, 「派手(No.3)」, 「フォーマル/地味A(No.7)」フォーマル/地味B(No.8)」, 「特徴なしA(No.13)」などの服装群に分けられる。地味であるか派手であるか, また地味系の服装でさらにカジュアル系かフォーマル系かで, 適合する場が正反対であることがみられる。その他の「B」や「C」のみの服装は, 前述3.2の結果のとおり, 外空間の場的要因と関連が少ない服装であることになり, 特に「フォーマル(No.1日と」は「C」のみの服装であることから, 外空間の要因には全く影響されないことになる。

(2)「内空間」の場合外空間と同様に「A」に注目して考察を進める。第1因子の「『変化のある』場にあい『単純な』場にあわない」服装は, 「フォーマル(No.1)」, 「フォーマル/派手A(No.5)」「フォーマル/派手B(No.6)」のフォーマル系の服装が, 「『変化のある』場にあわず『単純な』場にあう」では「カジュアル(No.2)」, 地味(No.4)」, 「カジュアル/地味A(No.9)」, 「特徴なしB(No.14)」の主にカジュアルおよび地味系の服装であり, 明らかに場が反転すると服装の性格も反転していることが伺える。

第2因子の「『よそよそしい』場にあい『親しみやすい』場にあわない」服装は, 「フォーマル(No.1)」のみであり, 逆に「『よそよそしい』場にあわず『親しみやすい』場にあう」服装は, 「カジュアル(No.2), 「フォーマル/地味B(No.8)」, 「カジュアル/派手B(No.12)」, 「特徴なしA(No.13)」, 「特徴なしB(No.14)」など様々である。つまり, 服装の多くは, 親しみやすい場にあうものであり, 親しみやすい場にあわない服装は稀であることがいえる。

第3因子の「『すっきりした』場にあい『ごみごみした』場にあわない」服装は, 「派手(No.3)」, 「フォーマル/派手A(No.5)」, 「フォーマル/派手B(No.6)」, 「フォーマル/地味A(No.7)」で, 派手系やフォーマル系の服装である。しかし, 「『すっきりした』場にあわず『ごみごみした』場にあう」服装は一つも無く, このような場と服装とは関連が稀薄であることがわかる。

次に服装の視点から外空間の場合と同様に考察を進めると, 「A」がある服装は外空間より種類が多く, 中でも外空間で「A」の無かった, 「フォーマル(No.1)」, 「フォーマル/派手A(No.5)」, 「フォーマル/派手B(No.6)」, 「カジュアル/派手A(No.11)」, 「カジュアル/派手B(No.12)」, 「特徴なしB(No.14)」のうち, 「カジュアル/派手A(No.11)」以外は, いずれかの内空間の因子と関係がみられる。しかし, 14種の服装が3因子すべての要因と関わっている服装はなく, 3因子のうちの2因子あるいは1因子にだけに関連しており, また, その適合の組み合せも多様な傾向に亙っているため, 全体的な傾向はつかみ難いことがいえる。

(3)場と服装の関連

前項で外空間・内空間に分けて検討した。ここで, さらに両者が空間全体として, どういう関係にあるかについて, 14種の服装から考察すると次の四つに分けられる。

[ 1 ] 外内両空間の場的要因に関連する服装。

[ 2 ] 外空間の場的要因には関連せず, 内空間の場的要因に関連する服装。

[ 3 ] 外空間の場的要因に関連し, 内空間の場的要因には関連しない服装。

[ 4 ] 外・内両空間の場的要因のどちらにも関連しない服装。

[ 1 ] は, 外・内両空間ともに必ず相応しいと感じる場が存在する服装であり, No.2, No.3 , No.4, No.7, No.8, No.9, No.13のこれらについてが該当する。適合する因子の特徴から考察すると, 外空間の「親しみのある(第2因子)」「非都会的な(第3因子)」場と内空間の「単純な(第1因子)」場にあう「カジュアル(No.2)」, 「地味(No.4)」, 「カジュアル/地味A(No.9)」の服装群, 次に外空間の「都会的な(第3因子)」場と内空間の「親しみやすい(第2因子)」場にあう「フォーマル/地味B(No.8)」, 「特徴なしA(No.13)」の服装群, さらに外空間の「都会的な(第3因子)」場と内空間の「すっきりした(第3因子)」場にあう「派手(No.3)」, 「フォーマル/地味A(No.7)」の服装群の三つに分けられる。これらは同じ [ 1 ] であっても性格の異なる服装同士であり, 前者の群は普段着的な服装, 後者二つの群はやや改まった雰囲気のする服装とみることができる。

[ 2 ] では, 「フォーマル(No.1)」, 「フォーマル/派手A(No.5)」「フォーマル/派手B(No.6)」, 「カジュアル/派手B(No.12)」, 「特徴なしB(No.14)」の服装が該当し, No.1, No.5, No.6, No.12のような非日常的な性格の服装は, 外空間では場違いな雰囲気の服装でも, 内空間の特定な場には相応しい服装ということになる。同じ [ 2 ]でも服装の特徴がないNo.14は, 外空間での「あう・あわない」の適合評価が「どちらでもない」と明確でないため(内田等, 1998), 外空間の場とは関連がない服装になると思われる。

[ 3 ] では, 「カジュアル/地味B(No.10)」が該当し, 外空間のみと関連することは, 室内では着用することが不自然であると思われる服装である。

[ 4 ] は, 「カジュアル/派手A(No.11)」が該当し, 場の要因と関連がないことから, 場に左右されない服装自身の性格が強い, 個性的な服装ということになる。外・内両空間ともに相応しいところが無いため, どこにいても場違い感を感じる服装である。

Table 3

The relations of appropriateness between the women's clothes and the factors of outdoor and indoor places

4. 結論

本研究は, 場と服装の適合の総体的特性を導き出そうとするものである。前報に引き続き, さらに場の個々のレベルでの評価から, 適・不適を決定する場の要因について検討した。

服装との適合性は, 何の場的要因との関連があるかを探るため, 場の因子別に考察し, 外空間は第2因子「親近感」と第3因子「現代性」の要因との関わりが強いことが, 内空間では第2因子「親近感」を中心に, 他の第1因子「調和性」, 第3因子「整然性」に関係していることが伺えた。

この関連の大きかった因子についてみると, 服装との関係状態には三つの特徴があり, [ 1 ] 場が変化すると場との適合評価値も比例的に変化する服装, [ 2 ] 場が変化しても場との適合評価値の変化が小さい服装, [ 3 ] 場が変化しでも場との適合評価値に一貫性がみられない服装, がみられた。

さらに, 個別の服装から考察すると, 場の因子によってその関連は異なり, 外・内両空間の全体の場からみると, [ 1 ] 外内両空間の場的要因に関連する服装, [ 2 ] 外空間の場的要因には関連せず, 内空間の場的要因に関連する服装, [ 3 ] 外空間の場的要因に関連し, 内空間の場的要因には関連しない服装, [ 4 ] 外・内両空間の場的要因のどちらにも関連しない服装, に分けられた。

以上の結果から, 外空間で場的要因との関わりが低かった服装も, 内空間では関連した要因がある。

外空間では, 場を構成する要因が4因子と内空間より多くても, 結果的には第3因子「現代性」と第2因子「親近感」の二つの要因で, 服装と場との適・不適の傾向がほぼ決まってしまう。これは, 服装の持っているフォーマル・カジュアル, 派手・地味, という要素が, イメージの上で外空間の第1因子「審美性」, 第4因子「複雑性」の要因に比べて, 第3因子「現代性」と第2因子「親近感」の要因のイメージと関連しやすいこと「親近感」の要因のイメージと関連しやすいことによるのではないかと考えられるが, この点についてはさらに検討を進めたい。

内空間では, 場を構成する第1因子「調和性」, 第2因子「親近感」, 第3因子「整然性」の3因子の相関の度合いが外空間ほど格差がなく, 各場的要因が相互に絡みあって多様な結果となる。そのため, 種々の場に適合できる服種が限られ, より場に服装が限定的になると考えられる。

 

(註1)心理学, 教育学では, 相関係数rの値の解釈を「±1.00~0.70・高い相関がある」「±0.70~±0.40・かなり相関がある」「±0.40~±0.20・低い相関がある」「±0.20~0.00・ほとんど相関がない」と解釈していることから(住田, 1992;肥田野等, 1993), 本稿では±0.40を境界として相関が「高い・かなりある」を「相関が大きい」とし, 「低い・ほとんどない」を「相闘が小さい」とした。

(註2)回帰係数aに関しては, 本分析結果のaの値が-0.871~+0.962の間であり, ほぼ-1.0~+1.0の範囲をとる。従ってこの範囲で特徴を捉えるため, 便宜上-1.0~0.0および0.0~+1.0でそれぞれを二分する±0.50を境界とした。

引用文献の本文訂正について

本論文の引用文献に用いた「内田直子, 小林茂雄, 長倉康彦(1998)外空間と内空間における女性服装の適合度, 日本官能評価学会誌, 2(1), 29-37.」に関して, 掲載論文に訂正箇所があり, 以下, その笛所と正しいものを記載する。

▼P.29

(誤)

本研究では, 「場」を「街や室内にあるまとまりのある空間, 雰囲気のある空間, または他と区別出来る空間」と, さらに「それらの空間上に人々が集まって作る状況」と定義した。本稿では, このについて, 建築空間, 地域空間を包括する「生活空間」の視点から,

(正)

本研究では, 「場」を(1)「街や室内にあるまとまりのある空間, 雰囲気のある空間, または他と区別出来る空間」と, さらに(2)「それらの空間上に人々が集まって作る状況」と定義した。本稿では, この(1)について, 建築空間, 地域空間を包括する「生活空間」の視点から,

▼P.31 Table 1

外空間の表下欄に「累積寄与率 90.3%」を, 内空間の表下欄に「累積寄与率 86.0%」を追記

▼P.33 Table 2

表下欄に「累積寄与率 83.0%」を追記

▼P.35 Table 3

次頁の表と差し替え

Table 3

Types of evaluation of clothes to places

引用文献
 
© 1998 日本官能評価学会
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