日本手外科学会雑誌
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学術集会発表論文
両上肢に生じたVolkmann 拘縮の1 例
葉石 慎也大安 剛裕川浪 和子
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2025 年 41 巻 5 号 p. 586-590

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抄録

症例は49 歳男性で,うつ病の既往があり,過量服薬にて意識消失した約2 日経過後に覚醒し,右前腕と左手背の腫脹および運動制限を認め前医を受診した.受傷3 か月後に当科を受診し,左手に限局するVolkmann 拘縮ならびに右前腕Volkmann 拘縮の診断で,受傷5 か月後に左中指内在筋拘縮に対して骨間筋腱および側副靭帯切離を行った.受傷9 か月後に右前腕Volkmann 拘縮に対する筋移動術を施行し,良好な機能回復が得られた.両側上肢各々にVolkmann 拘縮を生じた稀有な症例であり報告する.

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