日本手外科学会雑誌
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学術集会発表論文
小児橈骨diametaphyseal junction 骨折に対する固定法の検討―プレート固定術は早期に運動開始を許可でき,合併症を軽減する―
小林 樹松浦 佑介山崎 貴弘國吉 一樹山田 俊之脇田 浩正
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2025 年 42 巻 2 号 p. 128-133

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抄録

小児橈骨遠位diametaphyseal junction(DMJ)骨折の治療は再転位などの合併症から難渋することで知られている.スポーツ中の受傷が多く,患者は早期復帰を希望することが多い.今回,DMJ 骨折に対する掌側ロッキングプレート固定術(VLPF)の有用性を経皮的鋼線固定術(CRPP)と比較検討した.2018 年1 月~2024 年8 月に治療した16 歳未満のDMJ 骨折患者37 例(CRPP 群25 例,VLPF 群12 例)を調査した.運動開始許可までの期間はCRPP 群12.4±4.7 週,VLPF 群7.8±3.5 週でVLPF 群が有意に短かった(p=0.006).外固定期間もVLPF 群で有意に短縮した(0.8±1.1 週 vs 7.4±3.5 週,p<0.0001).合併症発生率はCRPP 群40%,VLPF 群8%でVLPF 群が有意に低かった(p=0.02).小児橈骨DMJ 骨折に対するVLPF は,強固な固定により早期運動開始を許可でき,合併症発生率も低い有用な治療選択肢である.

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