日本手外科学会雑誌
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学術集会発表論文
エコーを用いた弾発指stage 分類の検討
尾下 遼竹下 歩
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2026 年 42 巻 5 号 p. 785-789

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抄録

当科で手術を施行した弾発指において,エコー下で指を他動屈曲した際,屈筋腱に3 型の滑走障害を認めた.本研究では,エコー所見での滑走障害の型と,臨床症状での重症度分類との相関について検討し,エコー所見での弾発指の重症度分類を提案することを目的とした.対象は当科で弾発指に対して経皮腱鞘切開術を行った162 例188 指とした.母指群62 指と手指(示指-小指)群126 指に分けて調査を行った.術前にエコーで滑走障害の型を評価し,臨床症状の重症度分類である名越らの分類の分布を解析し,Spearman の順位相関係数を用いてエコー所見と臨床症状との相関の有無を検定した.滑走低下,滑走分離,滑走停止の順に重症度が高くなる傾向を認め,滑走障害の型と臨床症状の重症度の相関を検討したところ,ともに正の相関が認められた.以上の結果から,エコーを用いた動的な評価で重症度分類を行うことができる可能性があると考える.

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