日本輸血細胞治療学会誌
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報告
免疫学的機序による非溶血性輸血副作用頻度実態調査報告
倉田 義之清水 勝岡崎 仁高本 滋
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2007 年 53 巻 1 号 p. 43-46

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抄録
蕁麻疹や発熱などの輸血副作用は日常の輸血においてしばしば経験される副作用である. しかしながら, 軽症のことが多いため病院輸血部門や血液センターへ報告されることは少ない. そのためこれらの輸血副作用の正確な頻度は分かっていない. 2005年の厚生労働省の“免疫学的輸血副作用の実態把握とその対応に関する研究”班では, 正確な免疫学的副作用頻度を把握するため実態調査を実施した. 2004年度の同班での輸血副作用報告体制の全国調査で, 輸血副作用をほぼ100%把握していると回答された216病院に, 免疫学的副作用の発症数の報告を依頼した. 調査期間は, 2004年1~6月と2005年1~6月の各半年間とした.
160病院 (回答率74%) より回答を得た. 調査期間中の血液製剤輸血バッグ数は, 赤血球製剤が365,513バッグ, 血小板製剤が129,741バッグ, 新鮮凍結血漿が182,460バッグであった. 副作用頻度は, 血小板製剤による蕁麻疹が最も頻度高く2.76%, 2.79% (2004年, 2005年) であった. 次いで血小板製剤によるかゆみが0.62%, 0.54%, 赤血球製剤による発熱が0.41%, 0.40%, 血小板製剤による発熱が0.35%, 0.34%などであった. 血小板製剤における白血球除去製剤導入前後で蕁麻疹や発熱などの副作用頻度に変化はなかった.
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© 2007 日本輸血・細胞治療学会
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