[目的]広大な新潟県で廃棄血削減のための問題点や対策を明らかにする.
[方法]新潟県内の75医療機関を対象とし,2021年度の赤血球製剤の血液型別使用量,廃棄量,院内在庫に関しFormsを用いたアンケート調査を施行した.
[結果]県全体の廃棄量はO型が461単位(35.1%)と最多で,AB型397単位(30.3%)と続いた.廃棄量(廃棄率)は,AB型215単位(3.48%),O型343単位(1.87%)であった.廃棄量は100~300床の中小規模施設かつ,年間赤血球使用量1,000~5,000単位の施設かつ,院内在庫ありの施設に多かった.原因は,院内在庫血の有効期限切れが最多であった.エリア別廃棄では供給拠点から最遠方の上越エリアがO型,他はAB型が最多であった.
[考案]廃棄減少のためには,供給地点から遠方の中小規模施設で使用実績に見合ったO型備蓄用製剤の配置,可能な限りO型に限定した備蓄に改善する必要がある.
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