日本輸血細胞治療学会誌
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新生児同種免疫性血小板減少症 (NAIT) の抗体分析: 1985~2005
森田 庄治井上 進花垣 澄雄榎本 隆行石島 あや子柴田 洋一溝口 秀昭
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2006 年 52 巻 6 号 p. 678-683

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抄録

われわれは過去20年間にNAITの疑いで, 医療機関から精査依頼があった111症例について, MPHA法またはM-MPHA法, 一部の症例にELISA法を実施して, NAIT 111症例中74症例 (66.7%) に同種抗体 (一部自己抗体を含む) が検出された. 方法別の抗体検出率は, MPHA法の血小板固相で56.9%, 血小板抽出抗原で60.0%, M-MPHA法の血小板固相で63.2%, 血小板抽出抗原で60.3%であった.

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