2003 年 17 巻 4 号 p. 266-269
従来、トリクロロエタンやトリクロロエチレンのような有機溶剤が発泡スチロールの減容剤として使用されてきた。現在、柑橘類の皮に由来するリモネンが発泡スチロールの減容剤として広く使用されている。リモネンはエタノールや1-プロパノールに可溶であり、この混合物を分離するプロセスを設計及び運転する時、その溶液の気液平衡が必要になる。本研究では、エタノールとリモネン、1-プロパノールとリモネン混合物の気液平衡を大気圧で測定した。得られた実験結果を、Wilson式で相関した。