熱物性
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論文
分子構造特性による有機化合物の水への溶解度の計算
冨田 大輔西野 智路横山 千昭
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2007 年 21 巻 1 号 p. 19-24

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抄録
定量的構造活性相関により298.15, 473.15, 573.15 K における有機化合物の水への溶解度を計算した。溶媒和現象を制御する分子構造特性を解明するために、まず、実験と理論から導き出された特性を用いて108 の有機分子の298.15 K における水への溶解度の定量的構造活性相関式を開発した。使用した実験的特性はオクタノール-水分配係数と融点であり、理論的特性はCOSMO-PM3 法で求められるLUMO エネルギーと総分子表面積である。298.15 K の結果を基に、473.15, 573.15 K における水への溶解度に対する定量的構造活性相関式を決定した。オクタノール—水分配係数はatom/fragment 寄与法で推算可能であるため、COSMO-PM3 法を用いた定量的構造活性相関は有機化合物の水への溶解度を分子構造特性と融点から推算できることがわかった。
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© 2007 日本熱物性学会
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