熱物性
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レーザ誘起蛍光による火炎内の温度と成分濃度の計測
小宮山 正治
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1991 年 5 巻 2 号 p. 92-98

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抄録
レーザ分光法は燃焼場における温度や成分濃度を流れなどの状態を乱さず、 十分に早い応答速度で計測が可能である。 レーザ分光法の内で、 レーザ誘起蛍光はその放出される光強度が比較的強く、 また、 入射レーザ光の波長を選択することにより、 特定の化学種からの誘起蛍光を検出できるため、 火炎内のラジカル濃度計測に適している。 また、 レーザ光学機器の発達に伴い、 最近注目を集めている。 そこで、 本稿ではレーザ誘起蛍光を用いた火炎内の成分濃度と温度の測定について解説する。
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© 日本熱物性学会
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