横浜国立大学工学部物質工学科
1994 年 8 巻 4 号 p. 276-280
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
熱電対は, 局所, 高応答の測定が可能で, 温度差の測定に便利な特徴をもつ温度計として広く用いられています. 構造が簡単で取扱いやすく, 測定器につなげば一応起電力程度の値を示すので手軽に利用されますが, そこにはともすれば見落としかねない多くの誤差要因があり, 正しい温度を測定しようとする場合には注意が必要です. ここでは熱電対の原理から, 作り方, 熱電対の取り付け, 測定器, 校正法にわたり, 正しい測定を行うための方法について解説します.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら