日本獣医麻酔外科学雑誌
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短報
フォーム状擦式手指消毒剤を用いたウォーターレス法の手術時手洗いとしての有用性の評価
前田 憲孝神田 鉄平岩本 咲尾高 里美貝原 美由金安 真央斉藤 有衣深町 沙紀
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2018 年 49 巻 3+4 号 p. 26-32

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抄録

手術時手洗い時に使用する手洗い方法・製剤による消毒効果・手指の皮膚に与える影響の違いを検討した。その結果、擦式手指消毒剤の種類、手洗い方法にかかわらず、手洗い直後、4時間後共に明らかな消毒効果が認められた。手洗い方法による皮膚の保湿性の違いは認められなかったが、フォーム状製剤の方が、ジェル状製剤に比べ手洗い2時間後の時点での保湿性に優れていた。利便性、費用、皮膚への影響等を総合的に判断すると、フォーム状製剤を用いたウォーターレス法は手術時手洗いとして非常に有効な方法であると考えられた。

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© 2019 一般社団法人日本獣医麻酔外科学会
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