岩手大学農学部附属動物病院
いわね動物病院
ノースラボ
岩手大学農学部共同獣医学科
2022 年 53 巻 3+4 号 p. 43-48
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開腹歴のない若齢犬の卵巣子宮摘出時に、腹腔内に膜様構造物が認められ手術が困難で、さらに大網の低形成が疑われた症例を2例経験した。ヒトでは開腹歴のない症例において同様の病態が報告されているが、犬での報告は認められない。今回の膜様構造物と大網低形成疑いのいずれか、あるいは両方が先天性なのか二次的なのかは不明であったが、同様の症例は潜在的に存在していると思われるため症例の蓄積が重要であると思われた。
獣医麻酔
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