北里大学獣医畜産学部附属家畜病院
福村家畜診療所
1991 年 14 巻 1 号 p. 33-35
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若齢牛における唾液腺嚢腫に遭遇し、外科的摘出を行ったところ良好な経過を示した。症例は元気、食欲は良好であったが、2週間前より左の顎が徐々に腫大してきたとの稟告のもとに来院。血液所見ならびに穿刺所見より唾液腺嚢腫と診断し、摘出手術を実施した。摘出嚢腫を病理組織学的に検索したところ下顎腺由来と確認され、また嚢包内膜は小葉間導管の上皮に類似していた。その後、本症例は良好な発育を遂げ、手術の6カ月後に売却された。
東北家畜臨床研究会報
産業動物臨床医学雑誌
日本家畜臨床学会誌
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