獣医臨床皮膚科
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症例報告
高濃度人工炭酸泉浴が有用であったウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの皮膚炎の1例
根津 葉子永田 雅彦
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2016 年 22 巻 1 号 p. 15-18

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抄録

6歳齢,避妊雌のウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアが,シャンプー後躯幹を主体に痒がるようになり当科紹介受診となった。日常のケアには極力刺激の生じにくい製品を選択し,少量で洗浄していた。皮膚生検は表皮リンパ球浸潤と海綿状態を伴う真皮浅層血管周囲細胞浸潤,血清アレルゲン特異的IgE検査(アラセプトパネルテスト)で特記すべき異常は認められなかった。外的刺激による皮膚炎と診断した。シャンプーの代替として高濃度人工炭酸泉浴装置による沐浴を実施したところ,皮膚は適正に管理され,明らかな育毛が観察された。

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© 2016 日本獣医皮膚科学会
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