日本野生動物医学会誌
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症例報告
オキゴンドウ(Pseudorca crassidens)の慢性化膿性肺炎1例
寺沢 文男高橋 公正大下 勲北村 正一
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2005 年 10 巻 2 号 p. 117-122

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抄録

推定25歳以上の雌オキゴンドウが, 慢性化膿性肺炎で死亡した。肺を含む検体よりVibrio alginolyticusを分離し, 組織学的には肺にグラム陽性球菌を含む化膿巣を認めた。実施した血液検査で, 総蛋白が早期に, 次に月平均体温, 最後にフィブリノーゲンと白血球数が増加し, 総蛋白以外の項目は類似した傾向を示した。菌血症4回中3回(血液細菌培養検査13回実施)で, 白血球数は20,000/μl以上だった。

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© 2005 日本野生動物医学会
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