日本野生動物医学会誌
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研究短報
飼育下スバールバルライチョウ(Lagopus muta hyperboreus)における眼窩上肉冠とテストステロン値の季節変化
山本 彩織楠田 哲士堀口 政治石原 祐司土井 守
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2016 年 21 巻 2 号 p. 41-45

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抄録

飼育下の雄スバールバルライチョウにおける眼窩上肉冠のサイズと赤さを目視により段階評価し,糞中テストステロン(T)含量と比較した。夏の繁殖期に向けて肉冠のサイズと色の増強がみられ、同時にテストステロン含量は5月から6月に著しく増加した。6月末にT含量の低下がみられ,肉冠は退色した。肉冠の変化は精巣活動を反映していることが示唆され,飼育下繁殖時の個体管理に役立つ指標になると考えられた。

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© 2016 日本野生動物医学会
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