往診動物病院Fauna Vet’s
ホースベッツ
大阪ECO動物海洋専門学校
なちゅらるまいんど
大阪府立大学獣医病理学教室
2018 年 23 巻 1 号 p. 15-18
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8歳のアルパカ(Vicugna pacos)雌に後躯筋萎縮と足底潰瘍を認めた。消化器症状は示さなかったが,高度の削痩と貧血,高脂血症,高血糖,アミラーゼ高値,およびケトン尿を呈したことから糖尿病を疑ったが,インスリン治療開始前に死亡した。病理組織学検査では,膵島ベータ細胞の減数や粥状動脈硬化が認められ,本症例が糖尿病であったことが示唆された。本邦でのアルパカにおける糖尿病の報告例は今までにない。
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