酪農学園大学 獣医学群
福島大学環境放射能研究所
国立研究開発法人国立環境研究所福島支部環境影響評価研究室
酪農学園大学 獣医学群 国立研究開発法人国立環境研究所生物・生態系環境研究センター,生態リスク評価・対策研究室
2021 年 26 巻 1 号 p. 1-5
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福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性物質による環境影響を評価する一環で,アカネズミの寄生虫相の時間的変化を評価した。事故前後に捕獲した合計30匹のアカネズミから寄生虫の分離を試み,5種の寄生虫を得た。線虫1種は事故前,条虫1種は事故後にのみ確認された。これは,事故による環境変化が待機宿主,中間宿主の個体数に影響を与えたことによる現象かもしれない。形態観察の結果,奇形は観察されなかった。
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