抄録
近年、口の中が乾く、ネバネバするといった口腔乾燥を訴える患者が増加している。本研究では、ドライマウス検査を受診した92名の患者について唾液物性のひとつである曳糸性を曳糸性測定器NEVA METERを用いて測定し、問診項目との関連を調べた。問診項目「口の中が乾く」「食べ物が飲み込みにくい」「口の中がネバネバする」「舌がピリピリする」について、「ない」と回答したグループに比べ「ある」と回答したグループの方は曳糸性測定値が高い傾向にあった。本結果は、NEVA METERが口腔粘膜や舌における臨床的変化を反映した機器であることを示しており、ドライマウス検査として有用であることが示唆された。