抄録
2002年4月1日から2003年3月15日までの1年間に顎関節症症状を主訴として当科を受診した336名の患者のうち,顎関節症以外の疾患を除く314名について,性別,年齢分布,患側,主訴,診断,治療方法などについて詳細に検討した.男女比は1:4.23で,男性は20代と50~60代,女性は30代と50代が多かった.紹介元は開業歯科医院が多く,患者のキ訴は顎関節部痛が多かったが,顎関節症主症状以外の多様化した主訴が多く認められた.症型別分布は1型,一I型,皿a型,W型,V型,皿b型の順であった.治療内容はスプリント療法,薬物療法が多く,補綴処置の中でも義歯治療が増加していた。