抄録
本来更年期障害であり産婦人科や更年期外来を受診すべき患者が、顎関節の異和感を主訴に歯科外来を受診している可能性がある。今回われわれは、簡易更年期指数(SMI)を用いた検査表を女性更年期世代の顎関節症科外来患者に応用し、その有用性について検討したので報告する。被験者は、九州歯科大学附属病院顎関節症科を受診し、顎関節症と診断された患者のうち、今回の調査の主旨、目的、方法を十分説明した上で同意が得られた、45歳~55歳の女性患者の17名である。各被験者に対して顎関節症科受診時にSMI検査表を渡し,患者自身で記入してもらった後、データを集計した。SMI検査表は簡便で、短時間に、患者に不快感を与えずに歯科の臨床で用いることが可能であった。