日本地すべり学会誌
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研究ノート
実規模実験による従来型落石防護柵の挙動と補強に関する研究
-既存ストックの有効活用について-
松嶋 秀士井良沢 道也
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2021 年 58 巻 4 号 p. 177-186

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抄録

 我が国の国土の約7割が山地であり, 道路や住宅を保全対象とした落石防護柵が高度経済成長期より整備されている。ひし形金網, ワイヤロープ及びH形鋼の支柱で構成されている従来型落石防護柵の総延長は膨大であり, この既存ストックを有効活用した強靭化及び長寿命化が求められている。本研究では, 実規模実験により従来型落石防護柵の挙動を把握するとともに, 補強方法の検証を行い, その効果を明らかにした。

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© 2021 公益社団法人 日本地すべり学会
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