農林省林業試験場防災部
1974 年 10 巻 3 号 p. 22-27
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
山地斜面の土塊が崩落する現象に対し, 森林はその防止上有効であるという説のほかに, 林地の高い浸透性や風による振動などにもとづいた有害論もある。これまでの数多い林地崩壊の実例やいくつかの実験結果から判断すると, 良好な森林は主として根系の作用によりがけ崩れの発生防止に役立つと推論される。しかし, 個々のがけ崩れの究明に対しては, 各種森林の土壌条件別の根系発達状態, 根系分布の土質力学上の意義など, 細部についての検討が数多く残されている。
日本地すべり学会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら