日本地すべり学会誌
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三次元斜面安定問題に対する簡易離散化極限解析法の開発
濱崎 英作竹内 則雄大西 有三
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2006 年 42 巻 5 号 p. 389-397

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抄録

本研究では, 分割したカラムをRBSMの三次元要素として用い, 三次元斜面安定問題に対する新しい簡易離散化極限解析手法を開発した。この方法を用いることで, 従来の斜面安定解析の極限平衡法と同等の容易さでありながら, 個々のカラムの変位に応じて, より効果的な対策工の立案が可能となる。このモデルでは, カラムが四角柱であるためすべり面は四角形となるが, この面の定義には有限要素法のアイソパラメトリック要素の概念を導入する。実際, 本モデルを用いて三次元斜面の安定解析を行った結果, これまでの手法と同様に地すべり安全率を得ることが実証され, かつ個々のカラム変位方向から斜面全体の動きを把握することが可能となった。

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© 社団法人日本地すべり学会
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