抄録
要旨:足病変に対するアプローチは様々な職種で行われる必要がある.特に,末梢動脈疾患(PAD)は本邦でも急速に増加しており,高齢化・糖尿病腎症の増加により透析患者では,一般人に比べてより高率に合併するものと考えられる.いかなる進行度においても細かなフットケアは大切であるが,疾病を早期発見するため足関節/上腕血圧比(ankle brachial pressure index; ABI,API,APBI)や皮膚灌流圧(skin perfusion pressure; SPP),下肢血管エコーを用いたスクリーニングを実施し,早期治療することが,さらに予後を改善する上で重要である.足病変の予防から早期発見,治療まで各職種の専門性を発揮し連携をとることで「フットケア」は効果的に実践される.