日本下肢救済・足病学会誌
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総説
糖尿病足病変に対するフットウェアの総論─臨床で用いるフットウェア─(後編)
大平 吉夫上口 茂徳
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2015 年 7 巻 1 号 p. 8-16

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抄録

要旨:機能するフットウェア(足底装具,靴型装具)や短下肢装具を提供するためには適切なアセスメントが重要であり,神経障害や血流障害の有無以外にも関節可動域やポジション,動きの質などの機能的評価が必要とされる.それらアセスメントの情報が少なければ機能するフットウェアの作製は困難である.フットウェアを機能させるためには治療プログラムが重要となる.フットウェアは適切に装着して使用することで効果を得ることができ,適切な装着と使用を促す環境が必要とされる.本邦は糖尿病足病変に対するフットウェアの総論(前編)に続く後編であり,より機能的なフットウェアを提供すること,フットウェアが機能する治療プラグラムを中心にまとめている.

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© 2015 日本下肢救済・足病学会
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