管理会計学 : ⽇本管理会計学会誌 : 経営管理のための総合雑誌
Online ISSN : 2434-0529
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国税庁広島国税局における管理会計実践について
竹本 隆亮小林 重道奥迫 仁則大西 淳也
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2020 年 28 巻 2 号 p. 91-107

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抄録

国税庁の各国税局では,標準的な事務運営として,事務日誌による事務量把握と事務改善提案制度が行われている.国税庁の事務運営と管理会計の諸概念との類似性については,これまでも指摘されてきていた.国税庁の一地方局である広島国税局(中国5県50税務署を所管)では,2014(平成26)事務年度以降,この標準的な事務運営をベースに,「人日管理」と称する事務量マネジメント(活動基準管理(ABM)を意識)を導入し,ミクロの事務運営として事務改善提案を最大限活用して標準を意識した事務改善活動を行いつつ,マクロの事務運営として各税務署において1枚紙に描いた組織戦略(戦略マップやロジックモデルを意識)に基づいた事務運営を行っている.加えて,確定申告事務のスリム化等の取り組みも併せて講じてきている.これらはいずれも相当の成果を得てきているところである.本報告は,広島国税局の管理会計実践の中心メンバーによる,足掛け6年にわたる管理会計実践についての報告である.

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