抄録
今日の工学教育は,グローバルな視点でみても急激な社会の変化に対応できていないと多くの識者から指摘され続けてきた。各国は,国際競争力涵養の立場から,また経済成長の原動力として技術力を重視する状況において,工学教育を社会の変化に追随させるべくさまざまな取り組みが行われている。本考察では,経済・経営の知識に疎い技術者に対して短期間に座学と実学を組み合わせ,起業家や経営者としての資質を形成するための効果的な教育内容を検討した。一つの知見として,経営のリテラシー教育と起業家教育を組み合わせることで教育効果が生まれることを提示し,プリテストとして,アンケート調査と事例分析を行った。