2022 年 22 巻 p. 82-88
本稿の目的は,グローバル人材の育成に必要な異文化への対応能力とは何かを論じ,異文化に関する知識を習得していくことが異文化への対応能力へつながっていくことを明らかにすることである。具体的には,Thomas and Inkson(2017)と宮森・宮林(2019)による文化的知性(Cultural Intelligence Quotient)における知識(認知CQ)がベースとなり異文化への対応(メタ認知CQ)への行動が導かれるのかどうか,それに国際交流や海外への興味,さらに大学での異文化理解教育がどのように関わっているのかを明らかにしていく。上述のことを質問紙調査による大学生の意識を通して検証していく。