日本経営診断学会論集
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統一論題
コミュニティの活性化に寄与するグラスルーツ型組織のマネジメント
菅原 浩信
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2010 年 9 巻 p. 5-10

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抄録

本稿では,コミュニティの活性化に寄与するグラスルーツ型組織が,どのように形成され,どのように運営されているのかについて分析を試みることにより,グラスルーツ型組織がコミュニティの活性化に寄与するには,どのようなマネジメントを展開すればよいのかについて検討を行った。その結果,グラスルーツ型組織がコミュニティの活性化に寄与するために展開すべきマネジメントには,(1)自ら率先して活動に取り組むリーダーの存在,(2)コミュニティの問題解決という目的設定,(3)メンバー間でのミッションの共有,(4)メンバーに対する緩やかなコントロールという 4点が必要であることが明らかとなった。

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© 2010 日本経営診断学会
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