抄録
柑橘産業に関する研究結集を成功的に活用するためには, まず生産者団体である農協や行政機関である済州道が中心となり, この種の研究に対して, より積極的に関与することが必要である。また, このような研究結果を農業現場に適用させて, 実質的に柑橘産業に収益増大効果をもたらすためにも, これらの機関の役割が重要であることを認識する必要がある。すなわち, 柑橘産業が柑橘生産と関連して, 主要意思決定者がいかなる目標や意志をもち, どのような方向に進むかは, 彼らが提示した戦略約方向と政策により, 柑橘の生産者層がどれだけ協力し, 参加するかにかかっている。そこで, 本論文では, 斜陽化が進行している韓国の柑橘産業の成長課題について実証的・立体的な方案を論じた。