日本経営診断学会論集
Online ISSN : 1882-4544
Print ISSN : 1883-4930
企業長期存続の可能性と意義
価値構造分析の視座から
中村 正継
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2004 年 4 巻 p. 195-208

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抄録
プラグマティズムな学問の特徴上, 経営診断学は企業事例, 事象研究に基づく記述的なアプローチがその主流であった。しかし, バブル以降, 企業環境の激変のなかでそのフレームワークや研究方法の再考の必要性に迫られている。
本稿では, 規範的な企業モデルとしての生命システム企業の実現可能性を検証するとともに, 企業の社会における存在意義, 役割, 機能に関して価値概念を中心に検討をこなう。規範論と記述論を統合もた企業像検討のアプローチと言える。
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© 日本経営診断学会
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