Journal of Mammalian Ova Research
Online ISSN : 1347-5878
Print ISSN : 1341-7738
ISSN-L : 1341-7738
特集:選択的単一胚移植
症例の選択:どの時期,だれに単一胚移植を考慮すべきか  ―分割胚 ―
羽原 俊宏滝上 知里木多 寛恵川上 典子刀禰 美那子平田 麗青井 陽子吉岡 奈々子林 伸旨
著者情報
ジャーナル フリー

2008 年 25 巻 2 号 p. 74-81

詳細
抄録
ARTによる多胎妊娠率は自然妊娠と比較してはるかに高率であり,多胎妊娠の周産期予後が不良であることは周知の事実である.単胎妊娠を目指すためには単一胚移植が必要であるが,全体の生産分娩率は低下する.無作為対照試験のデータからも新鮮胚の選択的単一胚移植(eSET)は2個胚移植(DET)に比べ,生産分娩率は低下するが,凍結融解単一胚移植周期を含めた累積生産分娩率は同等となることが推定される.また,凍結融解胚移植周期においても単一胚移植が必要となる.また,凍結融解胚移植周期においても単一胚移植が必要となる.eSETを採用するか否かはそれぞれのラボのプロトコールや技術にも依存し,すべての患者にeSETを行うことは不適切であるために,いかにeSETの適応となる症例および移植する胚を選択するかが重要な問題になると考えられる.この総説ではeSET導入後のART成績を紹介するとともに,文献的に考察を行いたい.
著者関連情報

この記事は最新の被引用情報を取得できません。

© 2008 日本卵子学会
前の記事 次の記事
feedback
Top