抄録
ハムスター卵子の体外受精におよぼすサイトカラシンBの影響についべた. サイトカラシンB (1.0-10.0ug/ml) を含む培養液に排卵卵子を2間感作させた後にcapacitationを誘起させた精子を用いて体外受精を行なっ結果、どの処理群においても高い多精子受精 (53-82%) を示した。一方conrolにおける多精子受精は僅かに6%であった. また、媒精後30分に卵子細胞層における表層顆粒を観察したところ、controlの卵子においては表層顆粒とんど見られなかった. 一方、サイトカラシンB処理を行なった各群の卵おいては大多数の卵子において多数の表層顆粒が観察された.