2019 年 19 巻 2 号 p. 73-77
米国で出会った,徒手療法のInstitute of Physical Art(IPA)のショートコースを受講した。IPA によって開発されたシステムは,Functional Manual Therapy®(機能的徒手療法)と言い,患者自身の運動を用いてモビライゼーションを行う特徴がある。また,mechanical(機械的・構造的),neuromuscular(神経筋),motor control(運動制御)の3 要素を重視しており,評価や治療においてこれらを統合したアプローチ方法を学ぶことができる。本稿ではIPA のコースを紹介するとともに,海外でコースを受講し感じたことを述べる。