沼津工業高等専門学校
中国吉林大学
成蹊大学
2019 年 31 巻 2 号 p. 17-26
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
日本における、セメント生産時の年間二酸化炭素排出量は約2600万tであり、全排出量の2%を占め、この分野での二酸化炭素排出量削減は重要である。そこで、本研究では最も大量に生産されているポルトランドセメントの主原料である石灰石の一部を珪灰石で代替することによる二酸化炭素排出量削減の可能性について検討した。その結果、原料となる石灰石の約30%を珪灰石で代替可能であり、得られた代替セメントの物性は、一般的なセメントと遜色なく、むしろフリーライム量や強度の点でより優れたものが得られた。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら